ATLAS

ATLAS実験は、欧州原子核研究機構(CERN)で行われている衝突型加速器実験であり、世界最高エネルギーで陽子と陽子を衝突させ、ヒッグス粒子の性質を調べたり、超対称性理論などの標準模型を超えた新しい物理法則の探索を行っている。
現在まで重心系エネルギー13TeVで実験を行ってきたが、2021年開始予定の重心系エネルギー14TeVでの実験と、2026年に計画されている高ルミノシティでの実験(HL-LHC)に向けて、加速器の運転が停止され、検出器の研究開発が行われている。
本研究室は、HL-LHCでの実験に用いられる予定の、ATLAS検出器再内層で飛跡検出を行うITk(Inner Tracker)の開発に参加している。ITkは、シリコン・ピクセル検出器に電子回路基板が取り付けられた構造をしているが、実験中の温度変化によって素材の膨張率の違いにより、電気接点がはがれることが懸念されている。そこで、様々な素材の膨張率がどのような歪みをもたらすかを、恒温槽中で確認する実験を行った。

連絡先

  • 〒192-0397
    東京都八王子市南大沢1-1
    8号館490室

    東京都立大学大学院
    理学研究科 物理学専攻
    高エネルギー物理実験研究室

    FAX&TEL
    042-677-2500(直)